㈱モデナに古くから生息している堕落の標本です。
今や完全に個人的な記録とその記述の墓場になっていますが
テキトーに流し見していただければ幸いです。
「モデなんです」の管理人と、よく勘違いされますが、アレは私ではありませんので、あしからず。

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4月21日
今年も、ラフェスタ・プリマヴェーラが開催されていた。
私は行きたかったけど、行けなかった。
「したかったけど、できなかった」
そういうのが嫌いだったのに
だんだん鈍くなる。
やだやだ。
4月22日
「本当におおきくならない?」
と訪ねると、おじさんは自信をもって
「おおきくなりません」と言った。
僕は、その夜ヒヨコを枕元に置いて眠る。
いつまでもおおきくならないヒヨコと、大好きな夏の匂いに包まれて
そして僕は翌日、ヒヨコが冷たく、動かなくなっているのを見るのだ。
ヒヨコはおおきくならない。
でももう動かない。
ふわふわだった体は硬く冷えていた、セミの声が僕の耳の奥でわんわんと反響する。
おおきくならないと死んでしまうんだ、と僕は学び
ヒヨコと同じ色のホウセンカの咲き並ぶ庭の隅に
そのピンクのヒヨコを埋める。
白倉由美「おおきくなりません」より
急に思い出した。
今日の夕日は綺麗だった
僕は事務所から、惚れ惚れしながら見ていた。
その夜、同じ夕日を写真に撮っている人がいた。
写真を見ていると、思い出した。
では、また。
今年も、ラフェスタ・プリマヴェーラが開催されていた。
私は行きたかったけど、行けなかった。
「したかったけど、できなかった」
そういうのが嫌いだったのに
だんだん鈍くなる。
やだやだ。
4月22日
「本当におおきくならない?」
と訪ねると、おじさんは自信をもって
「おおきくなりません」と言った。
僕は、その夜ヒヨコを枕元に置いて眠る。
いつまでもおおきくならないヒヨコと、大好きな夏の匂いに包まれて
そして僕は翌日、ヒヨコが冷たく、動かなくなっているのを見るのだ。
ヒヨコはおおきくならない。
でももう動かない。
ふわふわだった体は硬く冷えていた、セミの声が僕の耳の奥でわんわんと反響する。
おおきくならないと死んでしまうんだ、と僕は学び
ヒヨコと同じ色のホウセンカの咲き並ぶ庭の隅に
そのピンクのヒヨコを埋める。
白倉由美「おおきくなりません」より
急に思い出した。
今日の夕日は綺麗だった
僕は事務所から、惚れ惚れしながら見ていた。
その夜、同じ夕日を写真に撮っている人がいた。
写真を見ていると、思い出した。
では、また。
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