今朝の私とカメムシ

吐く息も凍る朝、この過酷な寒さの中で生きようとする生命は美しい。
そして何より美しいマセラティを眺めながら、ショールームを掃除するのは私の朝の楽しみだ。

奴はそこにいた、いつの間にやら。
何がどうなってそうなったのかは知る由も無いが、兎に角ひっくり返ってジタバタしている。
まさに亀の様に、元に戻れずもがき苦しんでいる。
「だからカメムシなのか？」とか、考えながらしばらく様子を見ていたが、かわいそうになってきた。

だが、ここからが大問題である。

どのようにして救出する？
以前、テレビで見たが、カメムシは外敵から身を守るために悪臭を出すらしい。
なので、衝撃を与えると防衛反応で悪臭を出すらしい。
それは困る。アレは死ぬほど臭い。てゆうか鼻が絶える。
そしてここで臭いを出されるのもちょっと勘弁して欲しい。
＜妄想＞
お客様「いや～、これがマセラティですか、うわさに違わぬ優美なお姿でありながら・・・何という臭さ！！」
とか、言われてしまう。これが、コーンズ代理店部に知れ渡って呼び出しを食らうハメに・・・。

なんてことになったら事なので、早々に御退場を願いましょう。
だからといって手で掴むわけにも行かない。
＜妄想＞
私「おや、なんと美しい花が咲いているのでしょう！見る者をとろけさせる儚い花びら！ついつい摘み取ってみたくなるこの妖しさ！そしてなんという芳香！私の手のカメムシ臭と重なり合った劣悪臭！！」

なんてことになりかねない、これが会社にばれて自宅謹慎を食らうハメに・・・。

ということで、紙の上に誘導して、会社の外に放りだしました。
だから、問題なし。
今日もいい一日になりそうだ。

　↑　ジミヘン、関係ないけど。