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南国の和歌山は、本日も寒いです。
本当に地球は大丈夫なのか?
地球温暖化の片棒を担ぐ仕事に従事している身で
このような心配をするのはいささか滑稽のような気すらするが
真剣に考えねばならない世の中になっているのも解るような気がする。
そんな私は夏になると扇風機を多用する。
もともとは、体調を整えるためにあまりクーラーを
使わない様に配慮しているだけであるが、
結果的にはエコロジーに繋がっている。
無論、クルマにのってもクーラーは使わない。
私こそ真のエコロジストだ!
と、言いたいが単に冷房があるクルマに乗っていないのが
正しい理由であるが、とりあえず「エコ」と言っておけば
格好がつく気がする。
そもそも、複数台も所有している身で
全て冷房が無い、もしくは無いに等しい状態とは
いったいどういう事であろうか?
梅雨が来ると、いつも泣かされる。
バルケッタに乗っている頃はひどかった。
あのクルマも冷房がイマイチだったので
雨が降ると、フロントガラスが曇り
正規部品でない、作った幌に張り替えていたので
雨漏れもしていた。
右手でストロークの短いギアをあちこちチェンジしながら、
扇子で茹でダコの様になった頭をラジエーターから運ばれる
冷却風を軽くしのげる高温の風で冷却するように扇ぎ、
当時は携帯に違反性がなかったので電話をしながら
狭い助手席にアンケートやら地図やら資料を広げては
加筆していたりもした。
一方、左手はいうと、
幌と窓との間、明らかに開いた隙間から私の左肩に
穴を開けんとばかりに雨粒が降り注ぐのを防ぐため、
必死でタオルで傷口をふさぐように押えて止める。
一方、前面のガラスもみるみる曇っていくのを
乾いたタオルで拭き、必死の抵抗を試みるが
ビグザムの上でマシンガンをぶっ放すドズルの如く
無駄な抵抗と言わんばかりにフロントガラスは
浸食されていく。
湿気なのか汗なのかもはや検討もつかない液体が
額を駆け抜けるなか、私はハンドル操作をする。
なんとDEXが高かったのだろうか。
先日、社内をのた打ち回りながら暑い暑いと宣っていたのは
どこのどいつだい?
私だよ!
本日は寒い。
いかんともしがたい程にわが身は震えあがり
焼き鳥屋のパリパリに焼いた皮を
彷彿させる肌が全身に浮かび上がる。
そんなわけで、裏地に羊毛びっしりのウインドブレーカーを
朝から着用して仕事に臨んだ。
季節感なぞ微塵も感じさせないいでたちで
猫の様に暖かい場所を求めて職場の構内をうろうろうろうろしていた。
その様は、砂漠で水を求めて彷徨う旅人のようだった。
しかし、実際に砂漠で水を求めて彷徨う旅人を見た事がないので
実に勝手な思い込みでのイメージではある。
いっそ、鳥取砂丘にでも行って旅人気分にでもなってみようか?
そんなこんなで寒さにすっかり気を取られ
本日は面接が来る事をすっかり忘れていた。
イッケネ(笑)
伝説的な大工、ダイダロスとその息子イカロスは
ミーノス王の怒りを買ってしまい
幽閉されることになりました
そして、鳥の羽根を蝋で固めた翼をつくり
脱出を試みましたが
空を飛ぶ快楽に酔いしれ
高く飛ぶなという父の警告を忘れてしまい
翼は太陽の熱で溶け、墜落死してしまいました。
これは推察するに
「人(親)の言う事は聞け」
「身に余る事はするな」
「油断大敵」
という訓示であるのですが。
彼も年頃ですし、ちょっと浮かれたかったんでしょうね。
「ヒャッハー、やっぱシャバの空気サイコー!翼もチョーゴキゲンだしぃ~
いっちょ、キャバ嬢に自慢の翼を見せびらかしちゃおっかなぁ」
というわけで、一路アテネの繁華街の一角にある、クラブ「ペルセウス」へ
イカロスは上機嫌で飛んで行きました。
と、いう感じだったかもしれない。
その道中、まさかのウイングトラブルでした。
~終劇~
さて、
特に意味の無い文章ではございましたが、
本日もご愛読いただきまして
まことにありがとうございます。
最近ダイエットをしており
常に空腹状態になっているのも重なって
大変、疲弊してへばっております。
6月を待たずして
「もう・・・、溶けてしまいそうだ・・・」と
怨み事のように呟いては項垂れる私の気分転換でした。
それでは引き続き仕事します。
それでは、またまた。