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㈱モデナに古くから生息している堕落の標本です。 今や完全に個人的な記録とその記述の墓場になっていますが テキトーに流し見していただければ幸いです。 「モデなんです」の管理人と、よく勘違いされますが、アレは私ではありませんので、あしからず。
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少し、「パガーニ」についてお話しましょう。
知らない人がほとんどだと思いますので。

パガーニは、今、スーパーカーの中で一番人気が
あると言っても、別におかしくは無いでしょう。
この日も、我々の前に先客が来ていて、
「明日、脳の手術を控えている少年が来ていて、
彼を乗せています。だからちょっと待っていてください」と、
えらい重たい話ですが、それだけ憧れのクルマなんだと
よくわかるエピソードです。かなりの先制パンチでした。

気を取り直し、クルマについて。
デザインはとても造形が細かく、大胆ですが、
細かいところにウッド、キルティング、ベルト等を
組み込むことによって、モダンでレトロな要素もあります。
エンジンは、AMGのV12、7.3リットル。
車名は 「ZONDA(ゾンダ)」 といいます。

社長の 「オ(ホ?)ラッシオ・パガーニ」さんについて。
1955年、アルゼンチン生まれ。
スロットカーが好きな少年時代、11~12歳の時には
自分でスロットカーのデザインを作っていました。
20歳の時、アルゼンチンのF3の車をデザインしました。
それは飛行機や他の乗り物のパーツを流用して作られたものであり、
(アルゼンチンフォーミュラ3)
このクルマで、ファンジオと知り合いになり、ファンジオは彼を
とても気に入り、ファンジオのコネクションでランボルギーニに
紹介されました。
パガーニにとって、本格的な勉強ができるチャンスが巡ってきたので
彼はとても熱心に取り組みました。
トイレ掃除から始めて、努力を積み重ねた結果、
ランボルギーニデザイナーのポストに上り詰めました。
ランボルギーニで学んだ経験と知識を生かして、
1989年、自分の会社「パガーニ」社を設立しました。
そこで、始めて「ゾンダ」のデザインが生まれました。
ゾンダという名前の由来は、アンデスを吹く風の名前からです。
そして、クルマを作る傍ら、フェラーリ、ルノー、ランボルギーニの
デザインもしていました。
今は、クルマを作る会社を「パガーニ」、デザインを「モデナ」
と分けています。
1992年、ゾンダは本格的な風洞実験をします。
1994年、ベンツ(AMG)のエンジンを買います。
1999年、ジュネーブに「ZONDA」がデビューします。
ゾンダは
R・・・レーシング
F・・・ファンジォ
S・・・スポーツ
5・・・5台だけの限定車
と4つのグレードがあります。
年間に17台のみの生産、ぜんぜん足りなくて
たくさんウエイトがあります。
来年は、工場を引っ越して年間34台にする計画らしいです。
気になる車両代は、日本円にして170000000円ぐらいです。
ゾンダは、一台一台カスタムするので、同じゾンダはありません。
オーダーが無いと作りません。
ちなみにRは1400000ユーロに20%の消費税ですって。
もう、訳わかんない金額ですね。
ちなみに、オリジナルのシート、バッグ、シューズまで作ってくれます。
作ってくれる職人はボローニャの方で、バチカンにも商品を納めている
老舗中の老舗です。
日本には10台売りました。
すべては、ハンドメイド。
シャーシはカーボン、ステンレス、クロームモリブデン。
カーボンはすべて自社で加工。
比較で言うとゾンダはムルシエラゴより、350キロ軽いです。
Fタイプで650馬力、
0~100で3.6秒
0~200で9.8秒
ブレーキは200キロから4秒で静止可能。

工場とショールームを見学した後、
カタログを買いました。(24ユーロ)
タダでは帰れないので、カタログと日本から持参したサイン色紙に
社長のサインを頂きました。
その後、伊藤氏が持参したスロットカーのモデルを見せたところ、
スロットカー自慢大会が勃発。
なんやかんやで楽しいひと時も過ぎ、別れ際に我々が、
ミラノの500ピクニックに参加することを話したら、
「53のバースデーに500のアバルトを買ったよ」
って、言ってました。ええおっさんや。
よほどの事が無い限り、またゾンダを見ることは無いでしょうが、
生きてて良かったと思いました。

てゆーか、たくさん書きすぎて疲れた。
写真はhttp://www.pda-wakayama.com/pagani.html

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