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㈱モデナに古くから生息している堕落の標本です。 今や完全に個人的な記録とその記述の墓場になっていますが テキトーに流し見していただければ幸いです。 「モデなんです」の管理人と、よく勘違いされますが、アレは私ではありませんので、あしからず。
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平原の真中、メディオラヌム。
スフォルツァ城を今年、初めて見ました。
そして、500年のゴシックの象徴を見て、
500ポップアップストアに向う。
「どうでい?粋な道程だね」
っと、口には出せないジョークを浮かべる。
言わなくてよかったと、心から思う。

僕らが今、ガウディの傑作を見ることがなく、
死に往く気持ちを、昔の人は、この大聖堂を見ながら感じたのだろうか?
とか、考える。しかし、目的地は残念ながらここでは無い。
それは、目の前にあるリナシェンテである。

「miumiu」というブランドの財布を買って来いと、
和歌山近鉄の人に頼まれた。
そう、イタリアくんだりまで来てパシリです。
29にもなって。
なんやかんやで、入って正面にお目当てのブランドが
あったので、問題なくすぐ買えたのですが、
一緒に入った高田氏が、靴を買いたいと言って、
私も一緒に選ぶことにした。
なんやかんやで、閉店前。
味気のない黒いポロシャツを着たおじさんが
イタリア語でしゃべりかけてきた。
意思の疎通もクソもなく、言いたいことだけ言って去っていった。
「おっさん日本語使え、しかも関西弁」とは言えず。
この人が「帰れ」と言っていたのを理解するには、
他の人のアクションを見てから理解できた。

こっちの人って、閉店前には追い出すように帰れって言って回るんだねぇ。
日本じゃ考えられない。
和歌山の近鉄でも待ってくれる。(一緒にするのが間違い)
う~ん。
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少し、「パガーニ」についてお話しましょう。
知らない人がほとんどだと思いますので。

パガーニは、今、スーパーカーの中で一番人気が
あると言っても、別におかしくは無いでしょう。
この日も、我々の前に先客が来ていて、
「明日、脳の手術を控えている少年が来ていて、
彼を乗せています。だからちょっと待っていてください」と、
えらい重たい話ですが、それだけ憧れのクルマなんだと
よくわかるエピソードです。かなりの先制パンチでした。

気を取り直し、クルマについて。
デザインはとても造形が細かく、大胆ですが、
細かいところにウッド、キルティング、ベルト等を
組み込むことによって、モダンでレトロな要素もあります。
エンジンは、AMGのV12、7.3リットル。
車名は 「ZONDA(ゾンダ)」 といいます。

社長の 「オ(ホ?)ラッシオ・パガーニ」さんについて。
1955年、アルゼンチン生まれ。
スロットカーが好きな少年時代、11~12歳の時には
自分でスロットカーのデザインを作っていました。
20歳の時、アルゼンチンのF3の車をデザインしました。
それは飛行機や他の乗り物のパーツを流用して作られたものであり、
(アルゼンチンフォーミュラ3)
このクルマで、ファンジオと知り合いになり、ファンジオは彼を
とても気に入り、ファンジオのコネクションでランボルギーニに
紹介されました。
パガーニにとって、本格的な勉強ができるチャンスが巡ってきたので
彼はとても熱心に取り組みました。
トイレ掃除から始めて、努力を積み重ねた結果、
ランボルギーニデザイナーのポストに上り詰めました。
ランボルギーニで学んだ経験と知識を生かして、
1989年、自分の会社「パガーニ」社を設立しました。
そこで、始めて「ゾンダ」のデザインが生まれました。
ゾンダという名前の由来は、アンデスを吹く風の名前からです。
そして、クルマを作る傍ら、フェラーリ、ルノー、ランボルギーニの
デザインもしていました。
今は、クルマを作る会社を「パガーニ」、デザインを「モデナ」
と分けています。
1992年、ゾンダは本格的な風洞実験をします。
1994年、ベンツ(AMG)のエンジンを買います。
1999年、ジュネーブに「ZONDA」がデビューします。
ゾンダは
R・・・レーシング
F・・・ファンジォ
S・・・スポーツ
5・・・5台だけの限定車
と4つのグレードがあります。
年間に17台のみの生産、ぜんぜん足りなくて
たくさんウエイトがあります。
来年は、工場を引っ越して年間34台にする計画らしいです。
気になる車両代は、日本円にして170000000円ぐらいです。
ゾンダは、一台一台カスタムするので、同じゾンダはありません。
オーダーが無いと作りません。
ちなみにRは1400000ユーロに20%の消費税ですって。
もう、訳わかんない金額ですね。
ちなみに、オリジナルのシート、バッグ、シューズまで作ってくれます。
作ってくれる職人はボローニャの方で、バチカンにも商品を納めている
老舗中の老舗です。
日本には10台売りました。
すべては、ハンドメイド。
シャーシはカーボン、ステンレス、クロームモリブデン。
カーボンはすべて自社で加工。
比較で言うとゾンダはムルシエラゴより、350キロ軽いです。
Fタイプで650馬力、
0~100で3.6秒
0~200で9.8秒
ブレーキは200キロから4秒で静止可能。

工場とショールームを見学した後、
カタログを買いました。(24ユーロ)
タダでは帰れないので、カタログと日本から持参したサイン色紙に
社長のサインを頂きました。
その後、伊藤氏が持参したスロットカーのモデルを見せたところ、
スロットカー自慢大会が勃発。
なんやかんやで楽しいひと時も過ぎ、別れ際に我々が、
ミラノの500ピクニックに参加することを話したら、
「53のバースデーに500のアバルトを買ったよ」
って、言ってました。ええおっさんや。
よほどの事が無い限り、またゾンダを見ることは無いでしょうが、
生きてて良かったと思いました。

てゆーか、たくさん書きすぎて疲れた。
写真はhttp://www.pda-wakayama.com/pagani.html

イタリアの旅、3日目の朝、6時。
それすなわち、眠い。
7月5日、本日の予定はミラノの500ストアに行き、
500ポップアップストアを訪問、その後、
適当な場所で食事を取り、500ピクニックに参加して、
500インターナショナルミーティングが開催される
アラッシオに移動して終了です。

・・・の、予定でした。
ミラノで500漬けの一日になる予定でしたが、
我々を乗せた、Fiat Ducatoは、
急遽、「パガーニ(Pagani)」の本社に向うことになりました。

その敬意をお話しするには色々あるので、別の機会にしますが、
とにかく、パガーニゾンダが見れるなんて、考えてもいなかったし、
死ぬまで見ることは無いと思っていたので、かなりの幸運です。
朝、「スカルラッティ」という小粋な名前のバーでコーヒーを飲んで、
意気揚々とパガーニに向いました。

モデナは、有名なブドウの生産地で、ブドウ畑がどこまでも広がり、
場所によってはブドウ畑の地平線を拝むことが出来ます。
特に有名なのが「ランブルスコ」そして、ブドウで作られた「バルサミコ酢」
そして、ブドウとは関係無いけど、きっとランブルスコを飲んで育ったであろう、
先日お亡くなりになられたテノール歌手の「パヴァロッティ」と、いった所ですね。

情報に誤りがあり、道に迷って迷って、パガーニに着きました。
着くまで、ちょっと不安でした。

さて、ここから!って所でお客様が参られましたので、
続きは、また後ほど。
サラバです。
本日、面白い電話がありました。よくある、ヘッドハンティングの電話でした。
内容的には、ビビっと来る話でしたが、立場上、お断りいたしました。

今までは、こういう電話は胡散臭いと思って相手にしなかったですが、
今回は、疑問に思っていた事をたずねてみました。

「どうやって僕の事を調べたの?どうやって利益出すの?どんな風に仕事を取ってくるの?」
ってな感じで。
話を聞いていると、面白い仕事もあるもんですね、
ショールームにお客のフリして現れては、
接客や対応を見て、電話かけてくるそうです。

逆に考えれば、怖いですな。
評価されちゃう訳ですよね、アタイ、いつも上機嫌に接客してる訳じゃないから、
気をつけないと、「アノ店のアイツはやばいぜ」とか、
言われちゃうのですね。

気を引き締めないと、行かんぜよ。
このブログを見ている同業者の方、くれぐれも気をつけてくだせえ。

そうそう、同業者で思い出したのですが、日刊自動車新聞という、
超!業界紙に、先日の九時間耐久の話が出ていて、156の雄姿が
一番大きな写真で掲載されていました。

「9時間耐久まつりには、アルファロメオなど複数銘柄の輸入車正規ディーラーを
運営するモデナ(坂本巍社長、和歌山県和歌山市)のように、自社ユーザーと
一体となったレース参加の機会として、こうしたレースを活用している。
アルファロメオの魅力をサーキットという最高のステージでユーザーに
体感させ、顧客の満足を高めている」

満足していただいたかどうかは、別として、私は楽しかったです。
とある方の言葉を借りれば、
「自分が楽しんで、みんなも一緒に楽しんだらいいじゃん。」
な、感じで取り組んでみたんですが、どうなんでしょうね?

さて、次回はイタリーのお話をします。
お話は山ほどありまんねん。ほんまに。

夏休みは終わった・・・、仕事か・・・。

私の夏休みは、世間様と同じく省エネな休みでした。
クルマに乗らず、涼しい場所で、暇をつぶす。
あと、初盆ということで、ご先祖を迎えにいったり、送ってみたり、
ラジバンダリ。

久々に、ゲームでもどっぷりハマってみようかと、
ソフト買いに行きました。
ファンタシースターポータブル、約5000円。
夏休みの出費はこれで終了、省エネ。
そうそう、久しぶりに手打ちパスタ作りました。

簡単なんで、皆さんもトライしてください。
小麦粉と卵、2対1の割合。
200グラムの粉の場合、100㏄の卵。一つまみの塩。
粉で輪っか作って、真ん中にほんの少しづつ卵を落として
混ぜ合わせていく。
そして練る、途中、手にベタベタ付着しても、練る。
くっつく所には打ち粉をする、練る。
体重を乗せて、何度も重ねては練る、伸ばしては折って練る。
かなり練る、もういいかな?って思ったぐらいなら、
まだ考えが甘いから練る。
生地を広げて、内側に巻く様に丸める。
まるめたら、くっ付かない布で包んでラップする、
冷蔵庫にインする。
寝る。
生地も寝る。
起きる、取り出す、台と麺棒に打ち粉して、
伸ばす、折る、伸ばす、折る、伸ばす、折る、伸ばす、折る、
伸ばす、折る、伸ばす、折る、伸ばす。
薄く延ばして、適当に切ったり、ねじったり、ラジバンダリ。
んで、分量を分けて、少し乾燥させて、
保存分は冷凍でもして、使う分はさっさと使いましょう。

だけど、書いてみると結構めんどくさいね。

夏休み、後は北京オリンピックダラダラ見てました。
バーに行っては、女子バレー見ながらブラブラ言って、
親戚の家で、柔道見ながらブラブラ言って、
友達が訪れては、なでしこジャパン見ながらブラブラ言って。
なんか、女子の方が元気あるなぁって思いました。
頑張ってね、日本。

仕事しよ。

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